PINK

Wednesday, May 17

かさじぞう?











久しぶりにスタジオに行った。
ラバーヌが興奮した面持ちで私を迎え、
「これみて!」と白い容器に入った、
焦げ茶色の物体を取り出した。
全部で6個ある。 
見ると、何だか傘をかぶったお地蔵様のようである。

すると、そこらじゅうは
あかるく かがやいて、
六にんの あみがさを
かぶった ひとたちが、
「よういさ、よういさ、
どっこいしょ」と、
なにやら おもい
たわらを のきばたに
おろして、
のっこのっこと
かえっていったと。

ーかさじぞう 福音館書店 

最後のちび地蔵様は、雪の中の旅の途中で足を痛められ、
「あいたたた....」と嘆いているようなご様子。

それで私はさっそく、日本に古くから伝わるこの傘地蔵の話を、
情緒たっぷりに話始めた。 
雪がひらひら美しく舞い落ちる様を、
手の動きをつかって巧妙に表したりもした。
でも、彼女がどれだけ理解してくれたか、怪しいものである。

ま、それはともかく、この病み上がりの私の目にいとも新鮮にうつった
この小さな彫刻のようなもの。
実はラバーヌの庭のモックオレンジの木の下から見つかったという。
私たちは大切に並べて、スタジオの隅に飾ることにした。
自然の作るものって本当におもしろい。

6 Comments:

At 4:18 AM , Blogger High Power Rocketry said...

??????

 
At 5:42 AM , Blogger PINK said...

????

 
At 8:15 AM , Anonymous Anonymous said...

うわ~かさじぞう懐かしい!
好きでした、かさじぞう。そして、彫刻にしか見えないわ。すごい!

 
At 2:06 AM , Blogger PINK said...

もう、私もびっくりしました。
キキ、スミス(アメリカの彫刻家でこういう感じの物も作っていたことがある。)の作品よってみんなにいっても、信じてくれるかもねっていってたの。
でも、やはり自然ほど偉大な彫刻家はいないですね。

 
At 3:50 AM , Anonymous Anonymous said...

自然の妖精たちね。

 
At 5:42 PM , Blogger PINK said...

その表現、素敵!

 

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