題名のない土曜日



ぼーっとした頭が、突然はっきり、くっきり。
「こら〜! 現行犯で逮捕する」といったところで、「ニャン?」てなもんで、まったく効き目がありません。
ちょっと最近、いたずらが過ぎるようです。
猫年3歳ってことは、人間でいうと18歳くらいでしょうか?
反抗期かもしれません。
親として、これからどうやって彼を育てて行こうか、などと深い溜め息をつきながら、黒ごまポッキーをかじりました。
(こんなのがあるんですね。 他にもきなこ味がありました。)
もう、すでにおそいのでしょうか。
猫は犬よりしつけが難しいと人は言います。
例の毛玉問題もあり、床に寝転んでは体中を掻いてくれと、ごろ寝してやたらに人を使うし、こんなに迷惑なしろものなのに、どうしてこんなに可愛いのかわかりません。
ってことは迷惑かける人間の方が可愛いのでしょうか、それだったら、人生は楽ですね、私にとって。
夕方、プールで初泳ぎしました。 気持ちがよかった。
一時間ほど泳いだところで携帯が鳴りました。
ギャラリーからでした。
先月ギャラリーに飾ってあった大きな絵はどこかというのです。
どうも、客がそれを受け取りに来たらしいのです。
どういう行き違いかしらないのですが、もう自分の家に持ち帰ってあります。
「すぐいきます。5分くらいで」というと、駆け足で家にもどり、水にぬれたままの格好でそのあたりにある服を手当り次第に着て、車に絵をつみ、必死に運転。
こういうこと、よくあるので、私は消防団員のように常日頃から手早い動作を訓練してます。
以前もデンマークに帰るカップルが、帰国直前、本当に限られた時間しかなくて、その間にもう一枚、機内に持ち込めるくらいの絵を
ということで、ジムからひどい格好でスタジオに駆けつけたこともあります。
本当に時と場所を選ばないのです。
でも、私自身はそういう突発的な出来事というのも結構好きです。
ギャラリーに着くと、買い手はとても感じの良い明るいカップルで、安心しました。
もう、家の一番大きな壁に私の絵のサイズにテープを貼って待っていたというのです。
そんなことをいわれて、嬉しくないわけがありません。
こういう言葉が、また私を一歩先に進ませてくれるんですもの。
(初めて会うのに、もうちょっとまともな格好をしてくればよかったな〜)と考えながら、まだ水にぬれてぼさぼさの髪を、手で少しなでつけました。
絵の購入手続きの間、ミロやカンディンスキー、クレーの絵の話、それから、二人に”メモワールオブゲイシャ”の映画を薦められました。
やはり、先入観を捨てて一度は見るべきかもしれません。
実際に自分がどう感じるか、今度DVDを買ってみることにします。

とにかく、大きな絵が売れて、うれしかったです。
二人の車の荷造りを手伝ってさようならをいいました。
車が私の絵を乗せて、視界から消えてしまうまで見てました。
私の絵に良い家庭が見つかってよかったと少ししんみり。
我が子を養子に出す母の気分。
夕食はひさびさに「ごんべい」で。
大皿の野菜をもりもり食べて明日への活力を蓄えました。
5 Comments:
まぁ。わたしも昨日(日本だと日曜だけど)泳いだわ。
とても風通しのいい一日だったのね。わたしもコーチングのワークショップに参加して、子供のように滑り台やブランコで遊びました。
アッシュは写真だとかわいいわ。でも朝起きていきなり植物をむしゃむしゃされていたら…、もう!と思うわ。
男の子猫の方が、あいそよく写真に撮らしてくれると聞いたことがあるんだけど、それ感じる?
ぴっぴさん、泳いだのね。
気持ちいいわよね。コーチングのワークショップでは、自己解放みたいなことをやるのね。おもしろそうだわ。
アッシュの躾けを怠けてしまってそのつけを払っていますね、実際のところ。
私、メス猫飼った事ないんだけど、やはり、メスだから時々いらいらしたりするかもね。
男の子猫の方がさらに無邪気かもしれない。
写真は全然平気みたいよ。
いつでもオッケーみたいな態度してる。
Your are Excellent. And so is your site! Keep up the good work. Bookmarked.
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