PINK

Wednesday, September 13

さわやか

朝、走っている。
コースは我が家をでて、緑に包まれた住宅地を抜けてしばらく行くと、道沿いに小さな小川の流れる所にでる。
それをずっと行くと、道が段々狭くなり、突き当たりに大きな公園が見えてくる。
公園のぐるりを回り、小さな丘への舗装されていない坂を上がり、枯れ草を踏みしめて、丘のてっぺんへ。
薄紫の小さな花が辺りに点々としていて、草の匂いがぶ〜んと体を包む。
すると、今度は細い自転車道が真っ直ぐに続いている。 
右側に並ぶ木々の間を、”あの木まで走ったら、あれが叶う”とか“あのゴミ箱までいったらあれは叶わない”とか変な妄想に追われながら、しかし意外に真面目に賭けをしたりして走る。
朝早いので自転車も少ない。
その細い道の上にお日様が私の影をくっきり映しだしている。
たまに犬を連れた人々が歩いている。
大きな犬が前方に見えたら、事前に反対側車線に移って走る。
何故かって、苦手な犬がいたりするから。
ドーベルマンタイプとどうも相性が...(汗)
でもバグなら大好き。
ハイキングする人々の”暗黙の礼儀”に沿って、私は”おはよう”と言っているのだが、皆が皆それに答えるわけでもない。
でも、にこにこしながら、おはよういってくれるお年寄りの人がいたりして、それは心が結構和む。
最近、ロバの牧場の近くの木の橋の上を走っていたら、反対方向から美しい体勢で走っている方がいて、
”グッドモーニング!”と低い浪々とした声で、すれ違っていった。
艶のあるはっきりした声で前向きにいうのって、何か大きな人柄を感じてすごくさわやかだ。
最初は少し勢いに押されて、”グ、グッドモーニング..."と小声で言っていた自分だが、最近は前向きに挨拶するようになった。
でも、あれだけ走っていてよく息切れしないなあと思った。
私は真夏のわんちゃんのように、息づかいが激しくなってしまって、喉はくっついているし、すぐ返事できないですよ。
もう少し、鍛えなくちゃね。

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