PINK

Saturday, September 9

不思議な種

ある日の午後、私は白いテーブルの上にのっているその種をじっと見つめていた。
焦げ茶の種のひとつひとつに白い羽毛がついていて、つまみ出すとバレリーナの繊細なチュチュのように透明に広がる。
そうして、その種は風に乗って運ばれていくわけで、自然というのはうまい具合にできているものである。

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