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Monday, November 20

ガレージセール 当日

ガレージセールの当日の土曜日。
8時開店だというのに、7時半には、もう車で駆けつけたお客様の姿がちらほらと見え始めました。

キッチンでコーヒーを飲んでた私と友人のCは、窓越しにお客様を見つけ、慌てて車庫に走りました。
いくつかのガレージセールを週末に回り歩いている人々がいるんですね。 
今週はガレージセールが極端に少ないっていってました。
きっと、サンクスギビングの直前だからでしょうね。
サンクスギビングというお祝い、アメリカ人の誰もいない我が家では、10年経った今もぴんとこないのですが、
どうも、日本のお正月のような雰囲気があります。
クリスマスより、新年より、もっと大きな家族のイベントのようです。

朝一番のお客様は、日系アメリカ人の女性と、ハルピン出身の中国人カップルでした。
日系アメリカ人の女性はいけばなの剣山を置くお皿を探しに。
この中国人カップルは、旦那さんがすごく陽気な方で、麻雀の話とか、自分の父親が日本語を喋っていた等の話をしてくれ、その間、奥さんの方は一言も喋らず、むっつりと頑な表情で洋服をひっくり返してました。

とにかく、好調?にスタートしたわれわれのガレージセール。 
ところが、9時頃になって、電話で警察からのパブリックアナウンスメントがありました。
家から車で約3分ほどいったエルカミノ道路沿いにあるボーリング場に、銃をもった強盗が立て籠っているとのこと。
何でも白人の25から35歳くらいの男性だとか。
だから近くの住民は避難するようにですって!(ありゃ。)

我が家は道路を隔てた側のもっと住宅地よりなので、大丈夫だとは思いましたが、それより、その辺一帯の交通がストップされているので、我々の友人もこちら側にこられないわけです。
そんなこんなでわれわれのこの催し物が大分その影響を受けたことは間違いありません。
でも、中にはCraig's listを見て遠方から来てくれた方もおりまして、楽しい会話に発展したりと、ガレージセールのおもしろさって人々とのコミュニケーションにもあるんですね。
近所の人々も何かにぎやかなことがあるぞという感じで挨拶に来てくれたりして。

店のディスプレーを担当した私、セールの方は全く才能が無いとみなされて、最前線からリタイアし、椅子に坐ってコーヒーとブラウニーを食べてました。
最後になると、客がくるたびに家の中に消えるという有様。
その間、以前バリと日本をいったりきたりしていたというビジネスウーマンだった友人のCさんがしっかりお客さまとの交渉をしてくれました。
本当にありがたいことです。
私は、タフに値切って1ドルでも高いという熟練した客に、つい心理的に負けてしまい(パニックアタック状態)大幅にディスカウントしてしまうので、段々苦しくなるんです。
実際、今回でつくづく、私のビジネスセンスのなさを再確認。

以前、ロンドンの友人から、私はお金に対するセラピーが必要だといわれたことがあります。
でも、今から人間が変わるとは思えないし、やはり、私は物の創り手のみとして、人生を歩むことを再決心しました。
ビジネス部門はそれが得意な人に任せる!と。

さて、好評につき、いっそのこと明日もやっちゃおうかということで翌日の日曜日も開店しました”アラジンの洞窟”。(勝手に命名しました。)










この日は、朝9時半に隣町の大きなレストランまで12枚の絵を運ばなくてはならなかったので、私は車で慌ただしく出かけ、レストランではテーブルの上に乗ったり降りたりして、絵を壁にかけ、アートコンサルタントのリンダを”てきぱき”と手伝いました。
”はい、ここはこの絵、あちらの壁はこれがいいんじゃないの?”なんて、いつもと異なり、自分が指示しちゃったりして。
非常に精力的に肉体労働をこなしました。
何て言っても一刻も早く帰宅しなくてはいけませんからね。(笑)
その間はお店を友人とエフに依頼。

日曜日はおもしろいことに、昨日のリピーターが多かったです。
それで、またお喋りをぺちゃくちゃ。
ついでに自分たちの紹介までして、すっかりお友達になってしまいました。
日曜日は閉店時間3時を2時にして、後はすっかり、女姓の香りがむんむんとするような部屋になってしまった車庫の中で、ファッションショー。

というわけで、一応大成功のガレージセール。
もう一度、クリスマス前にやろうかなんて、皆やる気満々です。(笑)

2 Comments:

At 12:52 PM , Anonymous Anonymous said...

肩に力が入らず、楽しんでいる感じが素敵!それにしても、住民は避難なんてことが、あるんですねぇ。
日本だと避難⇒台風、津波っていう連想になる。

 
At 3:53 PM , Blogger PINK said...

そうそう、避難よね。(字が間違ってしまっても気づかない今日この頃..)
犯人が銃を持って逃走したら困るってことでしょうね。
この町は周囲では一番安全だと言われているにもかかわらず、この手の事件は結構おきるのよ。
アメリカに移ってから、ポリスと救急車のサイレンを聞かない日はないくらいよ。
運転してると、一日に少なくとも3台のポリスカーを見るのって、平和主義者の私としてはきつい!(笑)

 

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