赤いドレス

彼女によると、今度のレセプションには彼女のトレードマークの色、トルコブルーのドレスを着て来るという。
「あなたは?」 というので、とっさに「え〜と、え〜と、赤いドレスかな?」と答えた。
「おお、いいわねえ、トルコブルーと赤の組み合わせ!」と彼女。
といっても、赤いドレスなんかもっていない。
「そういえば、アンソロポロジーのカタログに赤いドレスがあったから、それをチェックして、それが気に入ったらね。」
と私は言った。
夕方、その店に飛びこんで、例のドレスを試着した。
ところが、残念!!!
素敵な赤い色なのに、ジッパーが半分あがって後は、ウェスト部分から上に向かうカーブであがらない。
サイズ2から始まって、4、6、8と試したけれど、どれもジッパーに問題がある。
ドレス自体はきれいな赤で、スカート丈もちょうどいいし、とてもエレガントですっきりみえる。
ま、確かにその鏡は多少痩せて見えるようになっていたんだけど。
「あ〜残念、残念、すごく素敵なのに、ジッパーがほらねえ、途中からあがらないのよ。」と店の女性にデモンストレーションをしてみせた。
店員さんは「ごめんなさいねえ、残念ねえ〜」とすまなそうにいった。
ジッパーさえ、日本製なら着れた事だろうに。
これで、赤いドレスの夢はブッチンと消えてしまった。
あ〜.....しかし、そんなに簡単にあきらめていいのだろうか!
これから、一週間あまり、幻の赤いドレスを求めて、夕方の町をさまようことになるかもしれない。
7 Comments:
赤いドレス、憧れるな~。私にはもう着るチャンスはないだろうけれど・・・。
もう10年以上前になるかな、赤い靴が流行った時があって、抑えた赤い色のヒールとそれに合わせた赤いバックで出かけたことを思い出しました。
きっとショーにふさわしいドレスに出会えるんじゃないかしら。もしかしたらオレンジ色かもしれないし、ピンクかもしれないし、赤かもしれないけれど。楽しみね!
赤い色をちょこちょこっと使うと、ピリッとスパイスが効いた感じでいいですよね。
赤いドレスは、色を選ばないとちょっと難しいと思っていたんですが、この色はきれいな赤で、良かったんです。でも、ジッパーにカーブがつきすぎていて、あがらなかったんです。本当に残念でした。
いざとなったら、手持ちの黒があるので、最終的にはそれに落ち着くかもしれません。
赤いドレスっていうのは、すごくドラマチックで、いいなって思うんですが、なかなかいいのがないですね。
ドラマチックな気持ちなのね。すてき!赤って少し他の色が混ざると、雰囲気ががらりと変わって、ふしぎよね。日本はオレンジが流行っているようで、こないだポールスミスに、ほおずきをもう少し赤くしたような、素敵な色があったわ。でも、ドレスではないんだけど。残念。
ほおずきをもっと赤くしたというのも素敵な色ね。
ポールスミスはイギリスでよく、日本への父親のお土産に買ったわ。最近は婦人物も作っているのよね。
今度チェックしてみようっと。ありがとう。
そうそう、婦人ものもすてきよ。5年前にかったレースのキャミソール、いまでもまだまだしっかりした生地で愛用しています。しっかり作ってくれるのって、本当に嬉しいな。
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