のんびり、土曜の昼下がり

タイラノールという鎮静剤を二錠ほど飲んでも効き目なし。
ベッドで七転八倒の苦しみを味わいながら、それでも、何とか頭痛を飛ばそうと、熱いシャワーを首にかけたり、サロンパスを体中にはったり、あれをつけたり、これをつけたりと必死の努力をしました。
でも、それもかなわず、ただ黙々と苦しみに耐えました。
バスルームの鏡でみた自分の顔は、まるでゾンビのよう。
悲鳴.....
頭痛は夜中も鈍く続きました。
朝目覚めた時は、体が寒くて、ブルブル。
初夏の朝だというのに、暖炉をいれ、毛布にくるまり、足の裏を暖炉の火に向けて暖めておりました。
ところが、朝食の時に温かいカフェオレを飲んだ途端に、頭痛が消えてしまったのです。
すぐには信じられない私は、再びソファーに横たわり、目を閉じて静かにしておりました。
でも、もう戻ってこないことがわかると、もう嬉しくてたまりません。
「そうだ、ソノマに行こう!」と提案したところが、2時間かけていって、また具合が悪くなるおそれがあるのは困るから、今日はやめましょうとのこと。
そういえば、一度こんなことがあって無理して出かけたら、ドンジョバンニというレストランで、ワインを飲んだ私は貧血を起こしました。
そして、その後2時間ほど、テーブルの真下の床で平になって安静にしていたという、家族にとっては苦い経験があったことを思い出しました。
(貧血にはどこでもいいから、床に平になって寝るのが一番なんです。)
私はほとんど気を失っていたので覚えていないのですが、家族は周りの客から見えないように気を使っていたようです。
上から「大丈夫ですか?」と除いたマネージャーの顔がぼやけていたのは覚えてます。
とりあえず、コーナーの席を取ったので、あまり目立たなかったことは確かです。
さて、このように、再び生き返った私の目に、初夏の風は何と新鮮で、
青空は何と透明なのでしょう。
神様はこんな風に、私を何度も何度も生まれ変わらせてくれるのです。
まるで「100万回生きたねこ」のような気分です。
今日は病人の特権を生かして、ソファーでごろごろ、据え膳下げ膳の一日でした。
最近毛玉問題をかかえているアッシュをはべらし、ブラッシング。
もう、気持ち良さそうに目を細め、自分の方から、ブラシをあててもらいところを押し付けてくるんです。
額やら、口の周りやら、ニャ...ニャ...ニャーンニャンとかすれたような声をだしながら。
時々何を思ったか、ブラシに手でちょっかいだしたり、噛み付いたり。
猫と私、とってものんびりした土曜日の午後でした。
2 Comments:
ほんとうにいつも頭痛がつらそうで。お役に立てるといいんだけど。指圧師さんとかはいないのかしら?
優しいお言葉、ありがとう、ピッピさん。
こちらに移ってから、夜寝ている間に頭痛が始まるということが多くなったのね。
考えてみるに、日中温かくて、朝の3、4時頃、ものすごく冷えるので、その関係で頭痛が起きるのかなあ、って思ったりするの。
今度、肩を部分的に暖めるものが売っているのでそれで試してみるわ。
指圧師さんはいるけど、日本のように家に来てくれないので、前もって予約がいるの。
日本は極楽よね、そういう意味で。
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