PINK

Tuesday, October 10

海へ?

スケジュールには、華々しい赤い花丸がついています。
今日はコロンバスデーで、エスの学校もお休み。
久しぶりに海に行けるというので、はりきって朝からお弁当作り。
音楽に合わせて、おにぎり握って、鳥の唐揚げの味見したり。
お茶が湧きました。 コーヒーのいい匂いもします。
鼻歌の一つもでるというもの。 ふふふ〜〜ん。

真っ青な空の下、高速280号をサンフランシスコに向かって車を走らせました。
エスが、最近覚えたフィボナッチナンバーの規則性と貝殻の話をしてくれたり、エフがツールドメンロで走った湖がとてもきれいだったという話などをしたり、もうみんな、海に向かってうきうき気分。

(注:ツールドフランスではないところが笑えますが、一応過酷な自転車レースです。メンロは隣町、メンロパークの省略)


車はやがて半月湾の出口にでて、曲がりくねった緑の森の中を走り始めました。
その時、私の携帯が鳴りました。
「Eスクールですが、エス君が出席してないので電話したのですが...」
「???.......え〜〜〜!!? 今日、学校あるんですか?」と叫ぶ私。
「そうですよ。」
「すみません、い、今からすぐに行きますので!」

なんという、ぼけ親な私。
どういうわけか今日は休日だなんて頑に信じ、家族にもその旨言っていたのでした。
もう、学校から30分も車で走った所に居るじゃない....。

しかも、道路の真ん中はコンクリートの分離帯でしっかり区切られ、あとしばらくは車をUターンさせることもできない。私、もう、めまいがしました。

その後、何とか曲がりくねった山道から抜け出て、高速に出ました。
走れ、走れ!と応援しながらも、ついでにポリスカーもチェック。
その間、私は助手席から這いつくばって、後部座席に移り、そこからさらにトランクのバスケットに手を延ばしました。
バスケットの中にある、ピクニックランチをエスのランチ用に区分けする作業な訳です。
そうすれば、家に戻らなくても、直接学校に行けるというものです。

学校は普段8時15分始まりなのですが、もうすでに11時近いわけです。
さらに、2時50分で終了ですから、早くしないと学校に行く価値もないというものです。
遅くまで、学校のオフィスから電話がこなかったということもこの場合、やや不運でしたが、後10分もしたら、我々すでに浜辺でお店広げて、しかも、携帯がつながらないゾーンに入る所だったでしょう。いや、冷や汗ものです。

どうにか、お昼前には学校に着き、オフィスで事の次第を話し、サインをして、クラスへ。
バイオリンのクラスはミスしてしまったようですが、ま、ここは明るくて自由なカリフォルニアの小学校。
日本だったら、私はもっと緊張したことかと思います。
確実に親のブラックリスト入りでしょうね。

さて、この急展開の一日、どうしても気持ちを持ち直したくて、近場の湖へ、出かけました。
そこで、小さなピクニック。
鴨も泳いでました。
セーリングしている人や、ボートに乗っている人を時々遠目に見ながら、涼風に吹かれて、読書三昧の午後。 

それにしても、あ〜、びっくりした....思い出しては、またドキドキと、震える手で本を読む私でした。

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