寒い!
随分寒くなりました。
私が9月の台風と、追いかけごっこするようにカリフォルニアの地を踏んで、もう既に9年の年月が過ぎようとしています。
その頃の冬というのは、「ここは、冬でもTシャツで平気」と日本の知人向けに書いたように、暖かくて、手袋や、マフラーもあまり見かけなかったように思います。
ところが、年々、冬がさらに寒くなってきているのをはっきり感じます。
今日もぶるぶるスタジオで震えながら、絵を描いていました。
いや、スタジオには床暖房がついているのですが、水が冷たくて....。
私は絵を描くのに、たくさんの水を使います。
それから、たくさんのブラシを洗ったり。
だから、お湯が出ないのはつらい。
でも、他の地域のスタジオの人々に比べると、各部屋に水場があるだけ贅沢というものです。
ここの"Artist in residence"の審査に幸運にも受かってこのスタジオを手に入れる前は、自宅から高速で20分もかかる、サンノゼの大倉庫を25人あまりのアーティストとシェアーしてました。
我々のスタジオは結構広くて、そこに私も含めて、4人の女性アーティストが日々絵を描いてました。
その大倉庫の隣は、悪名高いピンクフラミンゴホテルで、以前は妖し気な雰囲気のお嬢様方が右往左往されるようなとこだったそうです。
夜になると、本当こわい。
私の部屋の前にアトリエを持つアーティスト、以前はヘビメタやってた強面のTにワイン差し入れして、ボディーガードの役目を頼んでたくらいです。
そこは、まず、天窓があるのみで、トイレは遠く、そのトイレが水場になっているようなところでしたが、それでもAレベルの環境だったんです。
もっとすごい所いっぱいありますから。
だから、現在のスタジオなんか、天国というべきでしょう。
しかし、今日は本当に水が冷たい。
帰宅したら、くしゃみが出始めました。
皆様も、風邪など引かれないように。
7 Comments:
"Artist in residence"の審査で、主な選考基準ってなあに?
やはり、作品が選考の基準になるのね。
20枚の最新作を用意したの。大変だった。
キュレーター、コレクター、市のアート関係者等、5人の審査員がいて、その絵を審査するわけ。
それから、書類には、スタジオが必要な理由と、過去のexhibition の記録と自分のachievement。
さらに、自分のアート活動を通して、どれだけコミュニティーに貢献しているかという点。 これも結構重要な部分みたい。
とても大変な審査ね。何年かごとに再審査、というわけではなくて、1回は入れたらもう審査はされないのかな。
あたたかいお湯も使えるようになるといいわね。
それが、あるのよ。審査に受かると一年のお試し期間が与えられ、そして、また審査。
それに受かると6年居られるの。
でもそれからまた再審査。
その6年でも毎年、市のアート関係のおえらいさんに、手紙を書いて、どれだけの活動を行ったか、どれだけコミュニティーへ貢献したか報告するの。
やれやれ....。
ありがとう。 何とかここを出て、お湯の出るところに移りたいです。(笑)
うわ~それは大変ね。
なんだか学生時代の論文進捗報告、を思い出してしまいました。
昨日芸大のなかを通ったんだけど、外で石の彫刻を作っている学生さんを見て、寒いのに大変だなあって思ったわ。
そう、彫刻家は大変よね。
本当に体力と精神力がいると思うわ。 私の友人というか師匠、80歳くらいらしいけど、(本人は言わないので推測)毎日、数キロ泳いでるって。電動ノコで指は切るし、メタル彫刻で火傷はするしで、命がけよね。
すごいエネルギッシュなの。
でもエネルギーを上げて行くのはいくつになっても可能だって思ったわ。
審査っていうのも、身がしまっていいかもね。
お互い頑張ろ〜ね!
いくつになっても、エネルギーをあげられるって、本当にそうおもう!!!
ありがとう!
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