ベトナム料理
ある夏、妹のところにベトナム人の家庭教師がついた。
リーさんといって、とても小柄で痩せていて、目が賢そうにきらきら光ってた。
学生が皆、夏休みで故郷に帰るのに、インターナショナルの学生だけが寮に残り、そこから数学教師として迎えられたというわけである。
が、妹も我々も、リーさんの言っている日本語が良くわからず、結局、我々が彼に日本語を教える時間の方が彼の妹に教える数学の時間よりも多いという結果になった。
世話好きの我が母は、貧乏留学生のリーさんに(といっても、中国系華僑の息子で家はすごいお金持ちらしかったが。)毎週、頑張って夕食を作ってあげた。
そんなある夜の食卓で、リーさんが、私の母のようにふっくらした人をベトナムで見た事無いということから、大きな笑いがおこり、母も照れ笑いで「やだ〜、リーさんたら!」なんて言っていた。
母の身長が153センチあまりで、体重が47キロくらいなら日本の標準なのではないかと思うのだが、実際、私はベトナム人で太った人を今だに見た事がない。
アメリカの町のあちこちで見かける、ベトナム人経営のネイルサロンのお姉様たちも、皆スリムでエレガントな体型。
それなのに、あるべきところはあるという理想形。
うらやましい!
ひょっとすると、これはベトナムの食生活の影響もあるかもしれない。
......と、突然、リーさんから話がかなり飛ぶが、本日のお昼頃、スタジオに籠っている私のもとへ、友人から連絡が入り、新しくできたというベトナムレストランに行ってみた。
PHO...むにゃむにゃという名前で、何の色気もない簡素なインテリアで、でも、何故かすごくリラックスできる雰囲気。
しかも、とてつもなく安い!
メニューには大と小のサイズがあり、もちろん我々は小を選択。
(それにしても、この写真では随分大きく見える....ひょっとしたら、日本サイズの大かもしれない。)
コンデンスミルク入りのベトナムコーヒーは、カップの上にアルミのコーヒー漉しがのっかっていて、数分でコンデンスミルク入りのカップに落ちる。
それを、氷の入ったグラスに注いでかき混ぜる。
これが結構楽しい。
安くて、美味しくて、野菜たっぷりのベトナムのヌードルの後は、スタジオに戻って、はりきってお絵描きした。
また今度行きたいな。
4 Comments:
最近食べてないなぁ。ものすごくおなかがすきました(これから眠るのに)・笑
ここはベトナム料理すごく多いんだけど、今東京にかなりあるのかしら?
以前はあまり見かけなかったから。
うーんそうだな。ラーメン屋やイタリアンやフレンチと比べた時に、「かなりある」とは決していえないかな。
イタリアンは「かなりある」フレンチは場所による。「アジア料理」はまあまああるけど、ふたを開けると多くはコリアンかチャイニーズな気がします。
ありがとう。
そういえば、今の季節、おいしいラーメンが食べたいわ。
かなり切実.....。
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